そろそろ春を感じる季節になってきた。ちょっと登山やハイキングをしてみたいという方も多いのでは?必要最低限の持ちものってなに??
そこで登山をはじめてまだ2年の超マイペースのんびり登山のわたしが、独断と偏見でわかりやすくご紹介♪ひとつの参考にしてみてね。
登山の「三種の神器」ってぶっちゃけ必要??
登山の持ち物を調べると必ず「三種の神器」って出てくる。「登山靴」「レインウェア」「ザック」。これは必ずいるというのですよ。でもね…他にも服とか揃えたいし結構高いの!!どうしても最初に出費は避けられないのだけど、続けられるかもわからないし…。そんなこんなで独断と偏見で重要度の高いものから並べてみた。あくまでも500メートル以下ぐらいの低山の場合の参考にしていただければ。
ではさっそくまいりましょう。
重要度★★★ レインウェア
山の天気は変わりやすい。まぁ500メートル前後の山ならば、その日の天気予報がどう考えても晴れしか考えられなければ心配は少ないかもしれないが、万一急に雨が降ってきてしまったときにレインウェアがないと体力等のダメージが激しい。
そうかー。折り畳み傘はダメ?
折り畳み傘は平地を歩くときなどは便利でいいんだけども、山道で片手が塞がってしまっている状況は危険。
じゃあ普通のビニールの雨ガッパはどう??
傘よりはずっといいけど、ビニールの雨ガッパは湿度を逃す透湿性がないため、体からの熱がこもって暑い。暑いから汗をかくけど、透湿性がないのでその熱気がまたこもって汗で衣類が濡れて、体が冷える。そうすると疲労感が増したり、超最悪の場合は低体温症になる。
なので、もし知り合いに登山好きがいたらレインウェアを貸してもらうか、もしくはひとまずズボンなしの上着の方だけレインウェアを買っておくのがおすすめかな。こればっかりは雨にあわないときは全然あわないので、買ってもなかなか出番がなかったりする。でも上着は山頂で風が強い時の風除けとして着ることもできるし、アウトドアをしていくならあって困らないと思う。
重要度★★ 登山靴
登山靴って高い。そりゃまぁ自らの足で登って降りてくるのが登山の醍醐味なわけで、その大事な足を守るものだから仕方ない。よくサイトには「自分にあった靴を探そう!」て書いてるけど、何がどう自分にあってるのか、自分にあってるってどういうことなのか、ぶっちゃけ履いて登って降りてみないとわからない。できれば1日、レンタルできませんか?といつも思うが今のところそういったサービスには出会わない。
これもまたぶっちゃけていえば、500メートル前後の比較的登りやすいといわれる山、トレッキングよりハイキングよりの山であれば、変に足に合ってない高価な靴や、クチコミだけを頼りにネットで買うよりも(わたしのこと)、普段履き慣れているスニーカーがあればそっちの方が安全かもしれない。底がすり減ってつるつるなのはさすがに危険だけど。
それでも登山靴は買っておきたい!テンションも上がるしという方は・・・
必ず店頭で試し履きすること
店員さんもいるのなら初めての登山であることを伝えて、しっかりとアドバイスをいただくこと。
ちゃんとみてくれるところは、登山の登り降りを模した山型の坂が置いてあって、試し履きしながら親指があたってるかとかアドバイスをくださる。そして登山靴を履くときは、登山用の少し分厚目の靴下を履くと快適性が増す。その分厚目の靴下を履くか否かでまたサイズ感が変わってくるのである。だいたい靴下は中厚手が無難かなと思う。
ローカットシューズで十分だったりもする
足首を保護する意味で、ミドルやハイカットを薦められることが多いが、さほど足首に不安を抱かない人であればローカットシューズで十分。変にミドルやハイカットを選ぶと、ただでさえ慣れない靴と状況で、靴もまだ新品で固い。そのミドルやハイカット部分が足首まわりに触れて痛くなってしまうことも。
ただローカットは普通のスニーカーのように足首まわりが空いているので、土や砂などが入りやすい難点も。その場合はゲイターという、足首からふくらはぎあたりまでのスパッツのようなものをつけて対処する方法もある。が、わたしはまだ試したことはない。
先にも少しふれたのだけど、わたしは最初の一足をネットで買った。デザイン性は高かったけど、底が薄すぎてわたしには不向きだった。二足目は好日山荘でしっかりチェックしてもらってミドルカットを買った。その後、ローカットシューズに落ち着いた。低山やハイキングではこのローカット一択で大活躍。ちなみにちょっとモデルチェンジはあるようだけど、大活躍ローカットはこちら。
重要度★ ザック(リュック)
ザックもなかなかのお値段がする。日帰り、低山であれば、容量20リットルくらいから30リットルならかなり余裕なくらいでいける。私の場合は20リットルのザックで、それとは別にウエストポーチのようなものも持っていってちょうどよい。登山用を買わなくても、もともと持っているリュックがあればひとまず初回はそれで凌ぐのもあり。
レインカバーについても、45リットルのゴミ袋で対応できる。先日、8時間ものあいだ雨の中を登山された方が「最強の防水対策はゴミ袋!」と仰ってた。見た目はレインカバーに劣るかもしれないけど、レインカバーも万能ではなく染みてきたりする場合もあるので最初はレインカバーはなくてもOK。
ただひとつ注意点としては、必ず両肩で背負うリュックであること。「え?そんなの当たり前じゃ?」と思うでしょうが、実際にイベント登山の参加者で、斜めがけの背面バックの方がいた。両肩で背負うリュックと比べて安定性に欠け重心も左右に移動しやすく、体のバランスが取りづらいし、体力消耗の要因にもなる。それにぐらついた時に体が持っていかれやすいという危険も。
その点、両肩で背負うリュックは安定性があり、胸の前でとめる「チェストベルト」や「ヒップベルト」と呼ばれる骨盤あたりで締めるベルトがあるのがベスト。このヒップベルトはちゃんと正しい位置で締めると、驚くほど荷物が軽く感じるし、同時に肩への荷重が軽減されバランスも崩されにくい。
ちなみに私が最初に買ったのはこちら。
ノートPCも入れられるし、A4サイズの折り曲げたくない地図なども収納できる。背中部分のクッションが気持ちよく通気性もあり。チェストベルトと、簡易ではあるがヒップベルトもあり、ポケットや仕切りも多数。しかもレインカバーが底部分に内蔵されているというお得さ!必要な機能がぎゅっと凝縮された、普段使いにも大活躍のアイテム。マジで。小柄な方でもおさまりがよいサイズ感です♪
まとめ
ぶっちゃけ三種の神器はいるのか??テーマでしたが、結論から言えばあるに越したことはない。でもわたしなりに重要度を考えると、今まで述べたようになる。全部揃えたいけど続けられるか不安であれば普段使いも考慮したデザイン性、色味を選ぶのがおすすめ。とはいえ、せっかく初めてやってみたことなのであれば、好きなものを選べばそれでよし。
また、どれだけ低い山でも遭難は起こりうるし、ちょっとした斜面に足を滑らせて落ちようものなら打ちどころが悪ければ最悪命を落としかねない。三種の神器以外にも、油断しないことや事前の準備をしっかりとしていくこと、そして何よりも登山届を出していくことが大事だと思います。