初めて開設したWordPressでのブログ。記念すべき第一弾の記事は何を書こうかと迷いつつ、つい先日の体験を。
祖母の命日
祖母が亡くなってもう何年になるのか。実家を出て大阪に住んでいた頃、電話で突然の訃報を知った。急性の病で近くの病院に搬送されたけど、ダメだった。突然亡くなる場合、お別れの準備ができていないのが心残り。
熱いお茶とお供物をして手を合わせる。うちのお仏壇の上には先祖代々の遺影が飾られていて、お線香をあげるたびに、あぁ、この人たちのおかげで今の私がいるのだなぁと感慨深くなる。
自動車保険の見直し
そんな命日の日に父から自動車保険について話があった。他社に乗り換えた時の保険料がどれだけ安くなるか、一度調べてみてはどうかという。さっそくスマホで簡単見積もりをしてみたところ、年間5,000円の差。プラス、自分で諸々諸手続きが必要という話。この自分で諸手続きというところがハードルが高い・・・
あとは諸々の特約を引き継いだ場合、おそらく値段は上がると思われるので年間3,000円くらいの差ならわざわざ乗り換える必要もないのかなぁ。まぁ一度考えてみるわということで話は終わり、いざ事故が起こったときなどを想定すると、自分にあった保険を考え選択する必要があるなぁと当然のことを考えていた。
いつもと違う道
そんなこんなで父との会話も終わり、所用を済ませるためさっそく車で出かける。慣れた行き先のご近所だけども、自動車保険の話をしたばかりというのもあっていつもに増して安全運転への意識が高まる。
そういえば一時期、やたらと煽り運転が話題に上り、悲惨な事故も多々紹介されていたように思うけど最近ではあまり聞かなくなってきた。煽り運転が改善されたのか、それともニュースにも流行り廃りがあるのか。
そんなこんなで用も終わり、あとは家に帰るのみ。その日はなんとなくいつもと違う道から帰ろうと思い立つ。いつもの道と比べたらこの道を選択するのは１割くらいの割合。ちょっと狭い道も通るので、ここでもやはり安全運転第一＆法定速度だ。そして曇り空＆夕方に差し掛かってきたいので、尾灯をつける。うむ、良い感じだ。
そんなときに目の前に思いがけない光景が・・・。
おっちゃんの顔
川を渡る橋に差しかかるとき、尾灯をつけた。曇り空や夕暮れ時の尾灯は、他の車や歩行者にとっても大切だと思っている。よしよしと思いつつ川を渡りかけたその瞬間、左側から信じられないスピードで車が飛び出してきた！即座に急ブレーキを踏む。
運転席から見えるおっちゃんの顔が近い。おっちゃんの車に映る私の車の尾灯からしてもかなり接近した状態で停止していることがわかる。まさに間一髪とはこのこと。
一時停止をせずに川沿いから出てきた１００％悪いおっちゃんは苦笑いしながら「すまん」という顔をしてそのまま去っていった。
・・・・・・。
うぉーーーーい！！！
今のめっちゃ危なかったやん！対向車も後続車もおらんかったから良かったものの、あと数秒早かったり遅かったりしたらおっちゃんの運転席に突撃していたかおっちゃんがうちの車の左ボディの突撃してたよな？？ドラマ「ブラッシュアップライフ」さながらのスピードで車でてきてたで！来世がインド太平洋のニジョウサバになったらどうすんねん！おっちゃんのあの苦笑いの顔と和田勉のようなヘアスタイル、しばらく忘れられないと思う。あ、「ブラッシュアップライフ」、おもしろい。今ならTverで第１話〜3話＋最新話まで無料で見られるのでまだの方はよろしければぜひ♪
つまるところ人生は「運」
しかし、祖母の命日、そしてちょうど自動車保険の見直しをしていたときにこの出来事。いやはや本当にびっくりしたぁ。。その後、ブースカ文句を垂れながら運転。しばらく心臓ドッキドキでした。
祖母の命日、ご先祖様が助けてくれたのか、法定速度で安全運転をしていたからか、尾灯をつけたことがよかったのか、日頃の行いがよく徳を積めていたのか、まさに神のみぞ知るところ。
もしかしたらそんなこんなはほとんどが後付けであって、対向車や後続車、歩行者などがいなかったのは偶然で幸いだし、そんな偶然はわたしがコントロールできるものでもない。法定速度で安全運転してようが残念ながら事故に巻き込まれることも多々ある。
一時停止せずにトップスピードで出てきたおっちゃんは事故の検証時には１００％悪いと思うが、こちらに全く非がないとしても、命あってこそ。健康で生きていることに勝るものはない。自分の足で歩き、食べ、排泄できること、これほんまに大事よ。
車を運転していると相手の運転のタイミングやモラルと合わずにイライラもするし、こちらの正当性を押し通したくなってついつい争う姿勢になりがちなわたしだが（正義感強め）、最近はなんか危険な香りのするドライバーにはどんどん先に行ってもらって、争わない、闘わない姿勢も大事だなぁと思ったのでした。ちょっと悔しいけど。
そしてどれだけ安全を心がけてリスクを回避しているつもりでもどうにもならないことがあるということ。だからやっぱ、いつ死んだとしても、「やりたいことやってきたぞー！」と言えるように毎日、コツコツやりたいことを好きなことをやっていくべし。
